季節を早回しして、早くも梅雨どきのようなぐずついた天気が続いていた5月半ばの某日。テレビの天気予報では、翌週になると天気が回復し、その状態が一週間は続く見込みと告げていた。独り身の身軽さで決断は早かった「そうだ、南紀(京都じゃなくて)へ行こう!」
勤め人だった頃は、旅をするにも休日を絡めてのものとなるため、宿の確保がいつも難しかった(特に一人旅の場合にはなおさら)。しかし今回は、月曜〜金曜と言う全くのド平日だけを使う日程のおかげか、宿はいずれも第1希望のものを確保できた。初日は洞川温泉のあたらしや旅館、二日目は伊勢の神宮会館、三日目は湯の峰温泉の湯の峯荘、最終日は奈良の奈良ホテル。
ただ、家を留守にすることで気掛かりが一つ。それはテラリウム水槽の魚たち。餌を五日間も与えなくても生きてられるのか? そこで、数日前から餌を多めに与え続けて太らせておいて、あとは運を天に任せた。
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